結論:社内に書き手がいて投稿の時間をとれるなら自社運用、時間がなく投稿が止まりがちなら外注が向きます。迷うなら、方針とネタ出しを社内に残し、執筆と投稿を任せる併用から始めます。比べるときは、自社運用の人件費も費用として数えます。
自社運用と外注の違いを比較表で確認する
Threadsは、Metaが提供するテキスト中心のSNSです。Metaによると、全世界の月間アクティブアカウント数は4億を超えています(2025年9月時点)。投稿は1回500字までで、長い文章は最大10,000字のテキストを添付できます。
短い文章をくり返し投稿する運用になるため、続けられる体制をどう作るかが、自社運用か外注かを決める軸になります。
| 比較項目 | 自社運用 | 外注 | 併用 |
|---|---|---|---|
| 主な費用 | 担当者の人件費(作業時間) | 委託費 | 委託費と社内の確認時間 |
| 投稿の継続 | 担当者の忙しさに左右される | 契約で本数を決められる | 委託先が本数を支える |
| 現場の情報 | 社内にあるので出しやすい | 共有の仕組みが必要 | 社内がネタを出す |
| ノウハウ | 社内に残る | 委託先に残りやすい | 報告を通じて社内にも残る |
| 社内の負担 | 企画から振り返りまで全部 | 方針の決定と確認 | ネタ出しと確認 |
どの形でも、アカウントの方針を決めることと、投稿の内容に責任を持つことは社内に残ります。外注は「丸投げ」ではなく、作業の分担だと考えると判断しやすくなります。
費用の比べ方:自社運用の人件費も数える
自社運用は外注費がかからないため、無料に見えがちです。実際には、担当者が投稿に使う時間が費用になります。
自社運用の月の費用 = 担当者の時間あたりの賃金 × 月の作業時間
作業時間には、次の作業をすべて含めます。
- 企画とネタ出し
- 執筆と社内の確認
- 画像の用意と投稿
- コメントやメッセージへの対応
- 数字の振り返りと次月の計画
時間あたりの賃金の目安には、job tagの統計が使えます。「Webマーケティング(ネット広告・販売促進)」の一般労働者の1時間あたり賃金は3,633円です。残業代と賞与を含む値で、令和7年賃金構造基本統計調査を加工したものです。仮に月20時間を運用に使うと、72,660円分の時間になります。社会保険料などの会社負担は含みません。
この統計は対応する職業分類全体の値なので、実際の担当者の賃金で計算し直します。外注費と比べるときは、浮いた時間で担当者が何をできるかもあわせて考えます。外注の料金の体系はThreads運用代行の料金で整理しています。
自社運用が向く会社・外注が向く会社
自社運用が向く会社
- 文章を書くことが苦にならない社員がいる
- 週に決まった時間を投稿に使える
- 現場の話題が多く、ネタに困らない
- 投稿の確認を短時間で回せる
外注が向く会社
- 担当者が兼務で、投稿が止まりがち
- 社内に書き手がいない
- 始めてみたが、反応の読み方が分からず続かない
- 早く一定の本数を出したい
併用が向く会社
- 現場の情報や写真は社内で用意できる
- 文章にする時間と、投稿を続ける仕組みが足りない
- いずれは社内で運用できるようにしたい
外注するときの分担と、契約前に決めること
外注しても、社内の作業はなくなりません。分担を先に決めておくと、投稿の質と速さが安定します。
| 作業 | 委託先 | 社内 |
|---|---|---|
| 方針(目的・読み手・トーン) | 案を出す | 決める |
| ネタ出し | 取材と提案 | 現場の情報を渡す |
| 執筆 | 書く | 内容を確認する |
| 投稿 | 予定どおり投稿する | なし |
| コメント・メッセージ | 決めた範囲で対応する | 個別の問い合わせに答える |
| 振り返り | 月次で報告する | 方針を見直す |
契約の前に、次の点を決めておきます。
- 月の投稿本数と、確認にかける日数
- アカウントのログイン情報の管理方法
- 解約したときのアカウントと投稿の扱い
- 報告に含める数字と、報告の頻度
委託先の比べ方はThreads運用代行の選び方で詳しく解説しています。
法律面で確認しておくこと
2023年10月1日から、広告であることが分からない表示(ステルスマーケティング)は景品表示法の違反になりました。規制の対象は、商品やサービスを提供する事業者(広告主)です。一般の利用者を装った投稿は、委託先に頼まないようにします。
個人のフリーランスに委託する場合は、フリーランス・事業者間取引適正化等法の対象です。委託したら直ちに、取引条件を書面または電磁的方法で明示します。従業員を使用する会社などは、報酬の支払期日を、成果物を受け取った日から60日以内で定めます。
切り替えるときの目安
自社運用から外注に切り替える目安は、計画した本数を守れない月が続くことです。担当者が本業を優先するのは自然なことで、仕組みで補うほうが現実的です。
外注から自社運用に戻す目安は、社内でネタ出しと執筆が回り始めたときです。いきなり全部を戻さず、テーマを1つ決めて社内の投稿を混ぜ、反応を比べながら移します。
運用の現場で分かっていること
中小企業のThreads運用でよく起きるのは、社長が最初に投稿を始め、本業が忙しくなって止まる流れです。担当者に引き継いでも、何を書いてよいかの基準がなく、確認待ちで投稿が遅れます。
外注した場合の失敗は、社内から情報が出てこず、当たり障りのない投稿が続くことです。委託先は会社の外にいるため、現場の出来事や顧客の声を知りません。
うまく回る会社は、週に1回、短い時間でネタを共有する場を決めています。たとえば「今週あったこと」「よく聞かれた質問」「社員の小さな工夫」の3つを持ち寄るだけでも、投稿の材料は集まります。確認は担当者1人に任せ、確認の期限も決めておくと、投稿が止まりません。
自社運用か外注かは、一度決めて終わりではありません。最初の数ヶ月は外注で型を作り、社内に慣れた人が出てきたら一部を戻す、といった段階的な進め方も選べます。
よくある質問
Threadsの運用を外注すると、社内の作業はなくなりますか。
なくなりません。方針の決定、ネタになる情報の共有、投稿内容の確認は社内に残ります。分担を決めておくと、社内の負担は確認と共有が中心になります。
外注費と自社運用の費用はどう比べればよいですか。
自社運用の費用は「担当者の時間あたりの賃金 × 月の作業時間」で出します。企画、執筆、確認、投稿、振り返りの時間をすべて含めて、外注費と並べて比べます。
委託先が投稿した内容でも、自社の責任になりますか。
広告であることを隠した表示について、景品表示法の規制の対象は広告主です。委託先に任せた投稿も自社の表示として、公開前に確認する体制をとります。
Threadsの投稿は何字まで書けますか。
1回の投稿は500字までです。長い文章は、最大10,000字のテキストを添付して投稿できます。
IMPREADS(インプレッズ)は、株式会社イノベルのThreads運用代行です。1アカウント月額5万円(税別)で、企画・執筆・投稿・月次レポートまで代行します。6ヶ月の契約期間内に累計10万インプレッションに届かなければ、料金を全額返金します。最短即日で開始できます。