結論:SFAとは、営業の案件・商談・行動を記録し、売上の見込みを数字で見られるようにする営業支援システムです。Excelの案件表をチームで共有し、集計を自動にする道具と考えると分かりやすいです。
SFAの定義とCRMとの違い
SFAはSales Force Automationの略で、日本語では「営業支援システム」と呼ばれます。案件ごとの金額・確度・次の予定を1か所に集め、チーム全員が同じ数字を見られるようにします。
似た言葉にCRM(顧客関係管理)があります。CRMは顧客との関係全体を管理するのに対し、SFAは受注までの営業の進み具合を管理することに重点があります。
| 項目 | SFA | CRM |
|---|---|---|
| 主な目的 | 受注までの案件管理 | 顧客との関係の維持・拡大 |
| 管理する単位 | 案件・商談・営業行動 | 顧客・接点・購入履歴 |
| よく見る数字 | 受注率・パイプライン・着地見込み | 継続率・LTV・問い合わせ件数 |
SFAで自動計算される指標(計算式)
入力した案件データから、次のような営業の数字を自動で計算できるのがSFAの価値です。
- 受注率=受注件数÷商談件数×100
- 加重パイプライン=各案件の(金額×受注確度)の合計
- 着地見込み=受注確定額+加重パイプライン
- 目標GAP=目標額−着地見込み
計算例
月の目標が500万円の会社で、案件が次の状態だったとします。
| 案件 | 金額 | 確度 | 見込み額 |
|---|---|---|---|
| A社(受注確定) | 200万円 | 100% | 200万円 |
| B社(見積提出) | 150万円 | 60% | 90万円 |
| C社(提案中) | 100万円 | 30% | 30万円 |
| 合計(着地見込み) | 450万円 | – | 320万円 |
加重パイプラインは120万円、着地見込みは320万円です。目標との差(目標GAP)は180万円で、あといくら分の商談を作るべきかを逆算できます。SFAでは案件を更新するたびに、これらの数字が自動で変わります。
SFAの使い方(導入の手順)
- 案件ステージ(初回訪問・提案・見積・受注など)と、各ステージの確度を決めます。
- 入力項目を金額・確度・受注予定月・次の行動に絞ります。
- Excelの案件表を取り込み、担当者ごとに入力を始めます。
- 営業会議では、SFAの画面を見ながら案件を確認します。
- 確度と実際の受注結果を比べ、確度の基準を定期的に見直します。
よくある失敗と現場での対策
営業管理ツールを開発する中で見えてきたのは、SFAの失敗の多くが機能不足ではなく運用で起きることです。社員100名以下の会社で起きやすいのは次の4つです。
- 入力項目を増やしすぎて、営業担当が入力しなくなる。
- 確度の基準が人によって違い、着地見込みが当てにならない。
- 会議で見る資料が結局Excelのままで、SFAの画面が使われない。
- 高機能な製品を選んだものの、設定を変えられる人が社内にいない。
対策は、最初の入力項目を4つ程度に絞り、確度を「見積提出で60%」のように行動で決めることです。会議の資料をSFAの画面に置き換えると、入力しないと会議で説明できない状態になり、入力が定着しやすくなります。最初の1ヶ月は、責任者が毎週入力の漏れを確認します。
TSUNAGERUでの見え方
TSUNAGERUは社員100名以下の会社向けのSFAです。案件をカンバンで管理し、確度ステージを設定します。すると、受注確定・加重パイプライン・着地見込み・目標GAPがダッシュボードに表示されます。達成状況は赤・黄・緑のゲージで示され、担当者別の内訳も確認できます。法人データベースからの企業情報の自動入力にも対応しています。
よくある質問
SFAとCRMはどちらを先に入れるべきですか。
売上の見込みが見えていないなら、SFAから始めると効果が分かりやすいです。既存顧客のフォローや継続契約の管理が課題なら、CRMの機能を重視します。両方の機能を持つ製品もあります。
少人数の営業チームでもSFAは必要ですか。
営業が数人でも、案件が増えると担当者の頭の中にしかない情報が出てきます。売上の見込みを毎月Excelで集計し直しているなら、SFAで自動化する効果があります。
SFAの費用はどう計算しますか。
1ユーザーあたりの月額で料金が決まるSFAなら、「1ユーザーの月額×利用人数」で計算します。TSUNAGERUは1ユーザーあたり月額10,000円(税抜)、年額100,000円(税抜)で、30日間無料で試せます。
TSUNAGERU(つなげる)は、社員100名以下の会社のための営業管理ツールです。受注確定・加重パイプライン・着地見込み・目標GAPを1画面で確認できます。1ユーザーあたり月額10,000円(税抜)、30日間無料で試せます。