結論:Threadsは、職場の日常や働く人の考えを文章で伝え、求人票だけでは届かない人に知ってもらう採用広報に向くSNSです。続けられる投稿の体制をつくり、求人票や採用サイトへの導線とあわせて使います。Metaは2026年6月、Threadsの月間アクティブユーザーが5億人に達したと発表しています。

Threadsとは|採用広報で使われる理由

ThreadsはMetaが提供する、文章を中心としたSNSです。Metaの開発者向けドキュメントでは、テキスト投稿は500文字まで、トピックタグは1投稿に1つまでとされています。短い文章で考えや日常を伝えやすいのが特徴です。

採用では、求人票に書ききれない「どんな人が、どんな考えで働いているか」を伝える場として使えます。求人媒体は、いま仕事を探している人が条件で比べる場です。SNSは、転職を考え始める前の人にも会社を知ってもらえる点が違います。

採用の接点 主な読み手 伝えやすいこと
求人媒体 いま仕事を探している人 給与、勤務地、仕事内容などの条件
採用サイト 応募を考えて会社を調べる人 会社の考え方、制度、社員の紹介
Threads 転職を考え始める前の人も含む 職場の日常、働く人の声、選考の流れ

3つは役割が違うため、どれか1つに絞るより組み合わせて使います。Threadsで知ってもらい、採用サイトで理解を深めてもらい、求人票から応募してもらう流れです。

Threadsを採用に使うメリットと注意点

観点 メリット 注意点
届く相手 転職を考え始める前の人にも届く すぐに応募が増えるとは限らない
伝えられる内容 文章で考え方や日常を伝えやすい 中身の薄い投稿は会社の印象を下げる
運用の負担 1投稿が短く、書き始めやすい 続けないと効果が出にくい
リスク 社員の声をそのまま届けられる 個人情報や不用意な発言に注意が必要

特に注意したいのは、運用が止まることです。応募を考えた人が会社のアカウントを見て、最後の投稿が半年前だと、活気のない会社に見えてしまいます。始める前に、続けられる体制を決めておきます。

Threadsの採用活用の始め方(5つの手順)

  1. 目的と相手を決める:「営業職の中途採用を増やす」「新卒の認知を広げる」など目的を1つに絞ります。届けたい相手も1人の人物像にまとめます。人物像の作り方は採用ペルソナのテンプレートが参考になります。
  2. アカウントを整える:会社の公式アカウントで発信するか、採用専用のアカウントをつくるかを決めます。プロフィールには会社名と所在地、採用ページへのリンクを入れます。
  3. 投稿の柱を3〜5本決める:仕事の中身、働く人、制度、選考の流れ、募集のお知らせなど、繰り返し書けるテーマを決めます。
  4. 運用のルールを決める:投稿の担当者と承認者、写真に写る人の同意の取り方、出してはいけない情報、コメントへの返信の基準を文書にします。
  5. 3か月ごとに振り返る:投稿の閲覧数や反応の数、採用ページへのクリック数、応募者に聞いた「会社を知ったきっかけ」を記録し、テーマを見直します。

採用ページへのリンクには、どこから来たかが分かる計測用のパラメータを付けておくと、Threads経由の訪問を数えやすくなります。

採用広報で使える投稿テーマの例

テーマ 投稿の例 ねらい
仕事の1日 営業担当の1日の流れを時間順に紹介する 入社後の姿を想像してもらう
働く人 入社2年目の社員が、入社を決めた理由を話す 共感を生む
制度 有給休暇の取り方や、残業を減らすための社内ルール 働きやすさを具体的に伝える
選考の流れ 応募から内定までの手順と、面接で聞くこと 応募のハードルを下げる
代表や責任者の考え 会社が大切にしている判断の基準 価値観の合う人に集まってもらう
募集のお知らせ 職種、勤務地、給与と、募集要項へのリンク 応募につなげる

募集のお知らせばかりだと、広告のように見えて読まれにくくなります。日常や人を伝える投稿を中心にし、募集の告知は全体の一部にとどめます。投稿の文章は、求人票や採用サイトに載せた内容と食い違わないようにします。

求人を投稿するときの法律上の注意

2022年10月1日に施行された改正職業安定法で、労働者を募集する企業にも、求人情報の的確な表示が求められるようになりました。虚偽や誤解を生じさせる表示をしないこと、情報を正確かつ最新の内容に保つことが必要です。SNSで募集を告知するときも、締め切った求人の投稿を放置しないようにします。

2024年4月1日からは、募集時に明示する事項に「従事すべき業務の変更の範囲」「就業の場所の変更の範囲」などが加わりました。投稿にすべてを書けない場合は、明示事項をそろえた募集要項へのリンクを付けます。

厚生労働省は2025年2月の通知で、広告で求人情報を提供するときに表示すべき項目を示しました。求人者の氏名又は名称、住所、連絡先、業務内容、就業場所、賃金の6つです。通知の宛先は職業紹介事業者などの団体ですが、自社のアカウントで募集を告知するときも、この6項目を投稿かリンク先で確認できるようにしておくと安心です。

  • 給与や勤務地が募集要項と一致しているか
  • 締め切った求人の投稿に、終了したことを追記したか
  • 写真に写る社員から同意を得ているか
  • 顧客名や個人情報が写り込んでいないか

採用代行の現場で分かっていること

中小企業の採用を支援していると、SNSでの採用広報が止まる理由には共通点があります。最初の1か月は投稿が続いても、担当者の本業が忙しくなると更新が止まりがちです。採用は担当者の兼務になっていることが多く、SNSは後回しにされやすい業務です。

続けるには、月の初めに1か月分の投稿案をまとめて作り、承認を1回で済ませる方法が向いています。投稿ごとに上司の確認を待つ運用では、タイミングを逃し、担当者の負担も増えます。

もう一つの気づきは、求人票を作るときに集めた情報が、そのまま投稿のネタになることです。仕事の1日の流れ、社員が入社を決めた理由、選考の手順は、求人票では数行で終わりがちです。Threadsなら1つずつ丁寧に伝えられます。求人票、採用サイト、Threadsの内容を同じ取材から作ると、情報の食い違いも防げます。

よくある質問

Threadsだけで採用はできますか?

Threadsは会社を知ってもらう段階に強い一方、応募の受け皿は求人票や採用サイトです。求人媒体や採用サイトと組み合わせて使うのが基本です。

採用のための投稿はどのくらいの頻度で行えばよいですか?

決まった基準はないため、続けられる頻度を先に決めます。例えば週に2〜3回を3か月続け、反応を見てテーマや頻度を調整します。

社員に投稿してもらうときの注意点は?

顧客情報や他の社員の個人情報を出さないなど、投稿のルールを文書で共有します。写真に写る人には事前に同意をもらいます。

Threadsの運用を外部に任せることはできますか?

企画から執筆、投稿、月次レポートまでを外部に任せる方法があります。IMPREADSは1アカウント月額5万円(税別)で、これらを代行します。

IMPREADS(インプレッズ)は、株式会社イノベルのThreads運用代行です。1アカウント月額5万円(税別)で、企画・執筆・投稿・月次レポートまで代行します。6ヶ月の契約期間内に累計10万インプレッションに届かなければ、料金を全額返金します。最短即日で開始できます。

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