結論:リードとは、自社の商品やサービスに関心を示し、連絡先が分かっている見込み客のことです。商談、受注へと進めて初めて売上になるため、数と質を分けて管理します。

リードの意味

リードとは、展示会での名刺交換、資料請求、問い合わせなどで接点ができ、連絡先が分かっている見込み客のことです。

リードは、関心の高さで段階を分けて扱います。

段階 状態 例
リード 連絡先を取得しただけ 資料ダウンロード、名刺交換
ホットリード 関心が高く、購入を検討している 料金の問い合わせ、デモの依頼
案件(商談) 具体的な提案の場が決まった 訪問やオンライン商談の日程確定
受注 契約が決まった 申込書の受領

育成したリードをMQL、営業が商談に進めると判断したリードをSQLと呼び分ける会社もあります。

リードに関する計算式

  1. 商談化率(%)=案件になったリード数÷獲得したリード数×100
  2. リード獲得単価(円)=施策の費用÷獲得したリード数
  3. 1受注あたりの獲得費用(円)=施策の費用÷受注数

計算例(説明用の仮の数字)

施策 費用 リード数 案件数 受注数 リード獲得単価 商談化率 1受注あたりの費用
展示会 600,000円 200件 10件 2件 3,000円 5% 300,000円
Web広告の資料請求 300,000円 60件 9件 3件 5,000円 15% 100,000円

リード獲得単価は展示会のほうが安く見えますが、1受注あたりの費用はWeb広告が3分の1です。リードは数だけでなく、受注まで追って評価します。

リード管理の使い方

  1. 獲得経路(展示会、Web、紹介など)を記録する。
  2. 各段階の定義を社内で決める。
  3. 案件になったら金額と確度を入れる。
  4. 月1回、経路別の商談化率と1受注あたりの費用を見直す。

連絡先の扱いにも注意します。社員と名乗って交換した名刺の連絡先への広告宣伝メールは、個人情報保護委員会のFAQで利用目的が明らかな場合に当たるとされています。

ただし特定電子メール法の対応は別に必要です。同法では2008年12月1日施行の改正で、原則として事前に同意した相手にだけ送れるオプトイン方式が導入されました。

営業管理ツール開発の現場で分かっている、よくある失敗

少人数の営業チームで多いのは、リードと案件を同じ一覧で管理する失敗です。名刺交換しただけの相手にも金額を入れるため、売上見込みが実際より大きく見えます。月末に「見込みはあったのに受注が足りない」となる原因の多くがここにあります。

次に多いのが、獲得経路を記録しないことです。どの施策が受注につながったか分からず、翌年も同じ施策に予算を使い続けます。リード数だけを目標にすると、商談にならない名刺ばかりが増える点にも注意が必要です。

問い合わせへの初回連絡が遅れて、関心が冷めてしまう例もよくあります。開発の現場では、まず「経路」「段階」「次の連絡日」の3項目だけを必ず入れる運用から始めると、入力が定着しやすいことが分かっています。

TSUNAGERUでの見え方

TSUNAGERUでは、リードが案件になった段階でカンバンに登録し、確度ステージで進み具合を管理します。法人データベースから企業情報を自動入力できるため、登録の手間を減らせます。

登録した案件の金額と確度は、受注確定・加重パイプライン・着地見込み・目標GAPのダッシュボードに反映されます。

よくある質問

リードと見込み客の違いは何ですか?

ほぼ同じ意味で使われます。会社によっては、連絡先が分かっている人をリード、購入の可能性が高いと判断した人を見込み客と呼び分けます。社内で定義をそろえておくことが大切です。

リードと案件はどこで分けて管理すればよいですか?

担当者と具体的な提案の場が決まった時点で、案件に切り替えるのが分かりやすい基準です。リードの段階では金額や確度を入れず、案件になってから入れると売上見込みがふくらみません。

リードとリードタイムは関係がありますか?

別の言葉です。営業のリードタイムは、案件が始まってから受注までにかかる期間を指します。見込み客を意味するリードとは使い方が異なります。

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