結論:営業サイクルとは、見込み客との最初の接点から受注までの工程と、その期間のことです。平均日数は「受注日−初回接点日」の合計を受注件数で割って求めます。ステージごとの日数に分けると、商談が止まりやすい場所が分かります。

営業サイクルの意味

営業サイクルは、リード獲得、初回接触、ヒアリング、提案、見積もり、受注という一連の流れと、その所要日数を指します。工程の並びを指す場合と、日数を指す場合があります。日数だけを指すときは営業のリードタイムとほぼ同じ意味で使われます。

営業サイクルの計算式と計算例

  • 平均営業サイクル(日)=受注案件ごとの(受注日−初回接点日)の合計÷受注件数
  • ステージ別の平均日数=各案件がそのステージにいた日数の合計÷案件数
案件 初回接点日 受注日 日数
A社 4月1日 5月16日 45日
B社 4月10日 6月9日 60日
C社 5月1日 5月31日 30日
平均 - - 135日÷3件=45日

同じ3件をステージ別に分けた例です。

ステージ 平均日数
初回接触→ヒアリング 7日
ヒアリング→提案 14日
提案→見積もり 6日
見積もり→受注 18日
合計 45日

営業サイクルの使い方

  1. 着地見込みの判断:期末まで30日のとき、平均45日の会社で今日始めた新規商談は、今期の受注に入りにくいと判断できます。
  2. 止まっている案件の発見:同じステージに平均の1.5倍以上いる案件を洗い出し、次の打ち手を決めます。
  3. 短縮する場所の特定:上の例では見積もり→受注が18日と最も長いため、決裁者に早く会う工夫から始めます。

集計でよくある失敗

営業管理ツールの開発で集計の仕組みを考えてきた中で分かったのは、営業サイクルの数字がずれる原因の多くは集計のルールにある、ということです。1つ目は、失注した案件を混ぜて平均を出すことです。営業サイクルは受注した案件で計算し、失注までの日数は別に見ます。

2つ目は、初回接点日の決め方が担当者ごとに違うことです。問い合わせの日を入れる人と、初回訪問の日を入れる人がいると、比べられません。3つ目は、大型案件と小口案件を一緒に平均することです。単価の帯ごとに分けて見ると、実態に近い日数になります。ステージを進めた日を記録していないと、ステージ別の日数も出せません。集計のルールは「初回接点日=最初に問い合わせを受けた日」のように1行で決め、営業会議の資料に載せておくと、ずれが起きにくくなります。

TSUNAGERUでの見え方

TSUNAGERUでは、KPIのリードタイムで受注までの平均的な日数を確認できます。案件はカンバンの確度ステージで管理するため、どのステージに案件がたまっているかを画面で見られます。受注確定・加重パイプライン・着地見込み・目標GAPのダッシュボードも合わせて見ます。今期の目標に間に合う案件かを判断しやすくなります。

よくある質問

営業サイクルとリードタイムの違いは何ですか?

営業サイクルは受注までの工程の並びと期間を指し、リードタイムは主に日数を指します。日数だけを話すときは、ほぼ同じ意味で使われます。

営業サイクルの平均日数の目安はありますか?

商材や単価、決裁の仕組みで大きく変わるため、一律の目安はありません。自社の過去の数字と比べて、長くなっていないかを見ます。

営業サイクルを短くするには何から始めればよいですか?

ステージ別の日数を出し、最も長いステージから見直します。決裁者との面談を早める、見積もりの提出を早めるなど、打ち手を1つに絞ります。

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